みなさま、こんにちは。
あっという間に年末ですね。
アメリカではサンクスギビングも終わり、クリスマスムード一色になってきました。
さて、今回はパタゴニアというカリフォルニアで誕生したアウトドアブランドが行っているWorn Wearというプロジェクトについて。
パタゴニアを知らない人はあまりいないと思いますが、数年前からWorn Wearと題して、ミシンを積んだエコトラックで全米を巡業しポップアップイベントなどを行っています。
調べてみると日本でも何度か行われたみたいですね。
このトラック、運が良ければベンチュラにある本店に停車していますし各地のイベントで見ることができます。
私はベンチュラの駐車場で目撃しました!
Wornとは日本語でいうと擦り切れたとか摩耗したと言う意味になり、Worn Wearは簡単に言うと古着です。
このプロジェクトは遡ること2011年のブラックフライデーにパタゴニアがニューヨークタイムズ紙に掲載したある広告からスタートしたのかななんて思っています。
その広告が↓
なんとこの広告、Patagonia自身が自社製品(新品)を買わないで!とアメリカでもっとも消費されるブラックフライデーのニューヨークタイムズに一面の広告を掲載したことでかなり話題となりました。
で、このプロジェクトですがパタゴニアの理念でもあるリサイクル、リユースなどをもっと広めようと言うことで簡単に言うと、修理などを施したり、トレードしたりといった風に新品を買わないよう推進するという内容。
このプロジェクトは数年前から始まり、初めはトラックで全米を回りリペア大会を開いたり、パタゴニアの直営店でパタゴニアの使用済み製品を回収したりしていましたが、昨年末から古着の販売もアメリカのみですが始まりました。
ちなみにトレードイン(買い取)のガイドラインは以下のように区分されています。
トレードインされた物たちはネバダ州のリノにあるパタゴニアの修理工場で修理され、昨年より自社サイトにて販売されるようになりました。
始めはすごく少ないアイテムしかありませんでしたが、今はすごい充実していて価格も新品に比べるとずいぶん安いんです!
このプロジェクトを進めるに当たりパタゴニアはIFIXITというリペア専門の仲間とタッグを組み自社での古着販売までこぎつけたそうです。
このIFIXITのWebではパタゴニア製品のアイテムごとにおけるリペア方法や素材別の洗濯方法まで丁寧に記載されています。
残念ながらこのWorn Wear 古着販売ウェブサイト、今はアメリカ国内のみと限定されていますが、今後世界中に広がるともう少し消費社会が良くなるのかなぁなんて思っています。
日本では古着屋さんなどで高価な値が付けられているパタゴニアの古着。
もしかしたら数年後には古着屋さんからなくなるかもしれませんね。
ちなみにこのショッピングサイトはアメリカ国内発送、アメリカ国内名義での支払いのみとなっていますのでアメリカ国外からはオーダーできないようになっています。
くれぐれも転売目的で使用されないことを祈っています!
トランプにも喧嘩を売ったパタゴニア、今後も目が離せません!
それではみなさま、Have a Great day!