みなさま、こんにちは。
こちら南カリフォルニアも朝晩はだいぶ冷え込む日が多くなって来まして、さすがに半袖サンダルだと厳しい季節になってきました。
日本もかなり寒い季節到来でしょうか??
さて、前回はターコイズによく似たバリサイトという石について書かせていただきましたが、今回は近年アメリカで本格的に流通が始まったアメリカ産ではないターコイズについて。
まず↓
このターコイズはエジプトで産出されたものです。
エジプトでは古代の遺跡からターコイズの装飾品などが出土しているのは皆さんご存知だと思いますが、少し前からエジプトで採掘の準備、流通の安定を計っていたようなのですが、ようやく安定供給をできるようになったとのことで数年前からエジプト産のターコイズがアメリカで流通するようになってきました。
このターコイズは普通の物に比べると硬度も高く、他の産地とは違った色味、柄の入り方が特徴的でとっても綺麗です。
画像の物はスタビライズド処理をされたものですが、無加工の天然ものは下手なアメリカ産のターコイズよりも高価です。
が、私個人的な意見ではアメリカ産のターコイズの値段上昇を考えるとクオリティーと価格のバランスがとっても良い感じだと思っています。
次は↓
こちらはカザフスタンというもともとソ連だった国で産出されたもの。
こちらも近年アメリカで流通が始まりました。
アメリカではラベンダーターコイズという名前で呼ばれるケースが多いターコイズ。
名前の通り一般的なターコイズとは違って紫がかった淡いブルーのグラデーションがとっても綺麗です。
この画像の物はナチュラルですがスタビライズドのものはもう少し色味が濃く出ます。
こちらも硬度が高く使い勝手が良さそうです。
値段も割と高めに設定されているケースが多いです。
一昔前はぺルジャンターコイズ(イラン産がメイン)やクラウドマウンテンなどの中国産が多く出回っていましたが、今後これらに加え上記ふたつのターコイズも市場にかなり出てくるのかなぁなんて思っています。
アメリカ産のターコイズは枯渇気味で値段上昇もものすごいことになって来ているので、今までのような値段でジュエリー自体を入手することも難しい時代になってきたなぁと感じています。
国は違えど同じ母なる地球マザーアースが作りだした石を私たちの目線で選定し色々な作品を作っていきたいなと思っています。
このエジプシャン、ラベンダーを使ったサンプルも進行していますので、お披露目できるときが来ましたらこのブログなどで紹介したいと思っています。
それではみなさま、Have a great day!